『エモい』を多用する方に『エモい』の意味を教えに行きます
こんにちは!
稲葉です。『学び合い』を研究して、生徒の一生涯の幸せを目指しています。
結構、真面目系のブログが多いなと思ったので、ちょっと外れて稲葉好きそうな内容について書きますね!
今日は「『エモい』を多用する方に『エモい』の意味を教えに行きます」と題して、思っていることをつらつらと書いていきます―
いや、そこそこ役立つと思うんですけどね…
ここ半年くらい、自分はことあるごとに「エモい」といってきました。
エモいとは、
頭の悪そうな大学生がよく使う言葉
で、英語で感情という意味のエモーショナルを形容詞化した言葉です。
意味は、
なんかよくわからないけどいい感じ
✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌
です。
類語はヤバいですね。
当然、アカデミックな自分はこんな低俗な意味で「エモい」は使っていません。
では、どういう意味で使っているのか。
それは
快と不快に感情が分化する前の状態
という意味で使っています。
どうですか、ヤバいですよね(笑)
一般的に「エモい」といわれる状況ではどのような感情が生まれているのか。
おそらく、うれしい、悲しい、楽しい、懐かしい、などなど…
色々な感情が同居しているのではないかと思います。
こんな状態で、
うまく表現できず発してしまう
「エモい」は、低俗なエモいです。
今すぐ使用を中止しましょう。
頭の悪い大学生になってしまいます。
じゃあ、逆に自分が使っている「エモい」はどのような意味なのでしょうか。
それは、うれしくて、悲しくて、楽しくて、懐かしくて、
自分が感情を感じる前に自然と涙が溢れだす状態のことです。
例えば、恋人と別れたとき、哀しいから泣いているはずなのに、懐かしくて、楽しい思い出が浮かんで幸せだったり、昔のことを思い出して懐かしかったり。
きっと、自分が知り得る感情が同時に訪れる時があります。
そして、自分が感情を認識することができずに無心になる時があります。
そんな時…
エモい。
とつぶやくのです。
これが正しいエモいの使い方なのです。
自分の感情が自分でもわからないのに、涙があふれる状態。
人間は幼児期に感情が快と不快など様々なものに分化します。
↓こんな
普段人間は自分の感情が何なのかを常に考えながら自分の感情を言語化します。
しかし、ほんとにエモい状態になったときには言葉にできません。
なぜか、
それは
エモいが快と不快に感情が分化する前の状態だからです。
(根拠、俺。)
どうでしょう!
めっちゃエッセンシャルでネイチャーでコアコンピテンシーですよね!?
つまり、「エモい」とは、人間が持ちうる最もありのままの感情なのです。
だから尊いのです!!!
この考え方の原型は、近代日本哲学の祖 西田幾多郎が示した「純粋経験」の考え方を応用しています。
ぜひともググってください…
おわり。