個別最適化された目標を作るために…
こんにちは!
稲葉です。『学び合い』を研究して、生徒の一生涯の幸せを目指しています。
学習の質を高める第一歩は目標の設定です!
けど、僕は「目標」について多くの先生とは違う考え方をしていると思います。
なので、つらつらと書いていきますね!
まず、目標を2つに分けたいと思います!
1つは集団としての目標。
もう1つは個人としての目標
集団としての目標
集団としての目標は多くの先生方と同じような感じです。
小林昭文先生が推してるように、「学習目標」と「態度目標」に分けてそれぞれ目標を示すのがベターかなと思います。
目標の設定者は教師(できれば子どもたち)
目標を目指すのは子どもたち
目標の評価者は教師(できれば子どもたち)
集団しての目標は一般論になっちゃうと思うので、あとは割愛!
個人としての目標
僕は個人としての目標を設定することがとっても大事だと思います。
僕は原田隆史さんの『カリスマ体育教師の常勝教育』という本を読んでから、特に個人目標の重要性を感じています。
なぜか。
それは、人間がモチベーションを保ち、適切な手段を選択し、改善を行い、
成果を出すためには一人ひとりの適切な目標設定が必要不可欠だからです。
目標を単に教師が作っては意味がありません(そもそもにして30人の目標を1人の教師が作るなんて不可能です)
だから、個人としての目標は子ども自身が作るのです。
一生涯、自分で目標を作り、評価し、改善する力を子どもに育むのです。
あと、もう1つはクラス集団の単位で評価をすると、必然的に子どもの中で相対的なヒエラルキーが決まります。
『学び合い』の文脈でいえば、毎回最後まで残ってしまう子ども、仲良し集団の中で一番学力が低い子ども、1人で勉強している子どもなど…
集団単位で評価をしようとすると、暗に相対的な評価ができてしまいます。
もちろん、集団としての目標と個人としての目標を合わせるだけで解決できるような問題ではありません。
しかし、現状よりは個人単位の評価があった方がおおよそましだと思います。
個人目標の作り方は目標達成シート的なフォーマットを用意してそこに書き込む形がいいです。
目標設定の基準は『自分を変える習慣力』という本に書いてあった
「毎日続けられるレベル/毎日できたか明確に確認できる目標を設定(Specific具体的であるMeasurable計測ができるAgreed upon同意しているRealistic現実的であるTimely期日が明確)」
みたいな基準がいいと思います。
↓目標設定シートはこんな
目標の設定者は子ども
目標を目指すのは子ども
目標を評価するのは子ども
野望を言ってしまうと、学習の内容も、学習のやり方も、学習の目標も、学習するかしないかの選択だって、
全部子どもができるようにしたいんですけどね~
ちなみに、稲葉もTwitterのフォロワー数、ブログのpv数、それぞれ目標はぎりぎり達成できそうで何よりです😊
おわり。