ICTの参入障壁

今日、社会科の先生にICTの活用について聞いてみました。


勤務校ではあまり進んでいないようです。


「ICTを導入すること」に関しては、開始する際のコストが大きいです。

勤務校は幸い無線LANの整備や人数分のハードウェア、生徒のアカウント保持、が整ってるのでまだマシです。

この最低限の準備、調整が一番大変なんですよね。


ただ、ICTを取り入れてる先生はいないとのこと。

それはたぶんやり始めるのが大変なのです。


課題の提出とか、配布物とか、Googleクラスルームで簡単にできるのですが、

それはすでにやっている先生がいて、生徒・保護者がそれに慣れていてという前提が必要になります。

そうじゃなければ、一つひとつのトラブルに自分が対処していかないといけない状況になります。


最初にやり出す人が一番めんどくさい、


その構造がICTが進まない1番の要因ですね。

僕はICTを使いたいです。

ただ、数多の困難を乗り越えて普及させたいか、と聞かれるとそこまで優先順位は高くないかなーって。


経営学的には参入障壁が高い産業は先行者利益が大きいです。

携帯とかソフトバンクがえげつないリソースの投入で半カルテルに割り入って、楽天クラスの企業でなんとか割り込めるかどうか

そんなレベルですから。

最初が勝負の分かれ目かと



おわり。