『学び合い』の魂!!!【ビジョン】とかの話
こんにちは!
稲葉です!再来年から高校で公民の先生になります。
大学院では『学び合い』を研究して、生徒の一生涯の幸せを目指しています。
学部時代からビジネスの世界と哲学の世界に興味があるので、色々な視点から教育のことを発信していきたいと思います。
今回は、『学び合い』の魂!!!【ビジョン】とかの話と題して、
『学び合い』を実践する教師一人ひとりが持っていなければならないビジョンについて考えていきます。
AIの話はいったんお休みです(._.)
目次
-
ビジョンとは何か?
-
なぜビジョンを持たなければならないのか。
-
稲葉のビジョンなどはなにか。
-
なぜビジョンだけではいけないのか。
-
missionとvalueとは何か
-
purposeとneedsとは何か
-
まとめ
1.ビジョンとは何か?
学術の分からない現代っ子なので、とりあえずコトバンクです(笑)
将来のある時点でどのような発展を遂げていたか、成長していたいかなどの構想や未来像。またそれらを文章などで描いたもの。会社全体の未来像を経営ビジョン、事業の未来像は事業ビジョン、組織は組織ビジョンなどと呼ばれる。また個人の将来像を指してキャリアビジョン、自己成長ビジョンなどということもある。
なんで、そんなに難しくないことでも難しく書くんですかね、、、。
要するに「夢」ですよ。
『学び合い』だったら子どもたちにこうあってほしいとか、自分がこういう風にありたいとか、社会をこう変えたいとか。
必ずしも言語化してなくても、先生一人ひとりが心の中に持っていると思います。
今回のブログではそのビジョンを明確に言語化することを強烈におすすめします!
2.なぜビジョンを持たないといけないのか。
『学び合い』を実践している方はなんとなくわかるのではないかと思うのですが、『学び合い』を成功させるコツみたいなものが何個かあると思います。
今回のビジョンを持つこともその一つです。
もう少し具体的に言うと、「一貫したビジョンを持ち、教師がそのビジョンから外れた行動をしない」ということです。
これ、西川先生もよく言うのですが、いかんせんゼミ生なので、どの本に書いてあるかは知りません(苦笑)
けど、これは間違いな、と思うんですよ。
自分が学部生の時に上越教育大学に来たことがあるんですけど、その時車で送ってくださったM2の方の言葉を今でも覚えています。
「結局、『学び合い』ってあり方なんだよね、子どもたちに嘘をついたらすぐにバレるし、絶対にしちゃいけない。」
まさにこの通りだと思います。
子どもに嘘をつかないために、もちろん教師が無意識のうちに一貫性のない行動をしてしまわないように、
教師自身が自分自身のビジョンを明確に知っておくことが大切です。
3.稲葉のビジョンなどは何か。
色々あるので、とりあえず書きますね。
僕と僕が愛する人を幸せにし、出会った人と夢を描き、それらのほんの一部を社会に還元する。
mission
世界を個別最適化された「あり方」を創造する場にアップデートする。
幸せを体現する。
教育を論理的に分析する。
感性を大切に、人に共感する。
人との関わりの中に幸せを見出す。
多様性の中に愛を見出す。
purpose
自分を愛してくれる人のことを愛し、愛する人と共に幸せになる
needs
愛の中にいること。
ありのままでいること。
夢の中にいること。
はい。
めちゃめちゃ意識高い系だし、意味わかんないですよね(笑)
とりあえず、新しく出てきた諸々の面々の説明も踏まえて、次のパートに進みやしょう!!!!!
4.なぜビジョンだけではいけないのか。
諸々変なやつが出てきて困惑させてしまっているかもしれないのが申し訳ないのですが、話を進めていきましょう!
ビジョンは多様で無謀でかっこよくて自分自身が最高にあこがれるものがいいと思います。
僕の場合はものすごくぼやーっとしたものになっているのですが、例えば「世界平和!」とか「世界一のゲーマーになる!」とかでも自分が情熱を持てるようなビジョンなら全然いいと思います。
けど、ビジョンだけだとあまりにも抽象的で何をしたらいいのかよくわからないと思います。
だから、より具体的にするためにミッションとかパーパスとかが必要となるのです。
『学び合い』で教師はビジョンを語れ、って言われますよね。
けど、あれって語るだけでは足りなくて、授業の間、学校にいて先生である間、朝起きてから寝るまで、自分の人生の中、全部においてビジョンを達成するための行動をしていないと、授業の最初に教師が語る言葉は嘘になります。
そうすると自ずと子どもたちにも見抜かれてしまいます。
だから、自分は自分自身の行動を一貫させるために、より詳細なビジョンを描く。そのやり方みたいなものがミッションとバリュー、パーパスとニーズなんですね。
5.missionとvalueとは何か?
ビジョンとミッションとバリューはたいていの企業が作っているあれですね。
『ビジョナリーカンパニー』という大ベストセラーの本が出てから世間に少しずつ浸透していった考え方です。
ちょうどいいサイトがあったので、適宜省略しながら引用しますね。
最初にミッション!
ミッションとは、使命、目的という意味です。
ドラッカーは、組織のリーダーが最初におこなう仕事のひとつは、自らの組織のミッションを考え抜き、定義することとしています。
さらにそのミッションは、その組織で働くひと全員がどのように貢献するのか、その行動本位を知りうるようにしなければ、単なる意図(実行できない思惑)に終わってしまうというのです。逆に言えば、組織のミッションさえ正確に理解できれば、自らが貢献すべきものを見つけ出し、具体的な目標を設定し仕事に取り組めるということでした。
これは組織について書かれたのもですが、自分はそれを個人の考え方にも当てはめています。
自分が使っているミッションの定義は「社会の中でビジョンを達成するためにどのように貢献するのか」というものです。
要するに、自分がどのような分野の仕事をしていくのか、という感じです。
次にバリュー!
バリューとは価値、価値基準のことです。
組織や企業に所属するメンバーにとっては価値基準が明確化されることで、将来(ビジョン)に向かうことができ、さらにミッションの実現につながります。
また行動基準になりますので、ミッションやビジョンよりも、より理解しやすい具体的な内容であることが求められるのです。メンバーは「自社の価値基準をもと行動する」ことなり、企業が与えたい価値を顧客に提供していきます。
これも組織ではなく、個人のこととして解釈しています。
自分が使っているバリューの定義は「ミッションを果たすために必要な価値・行動判断の基準」というものです。
6.purposeとneedsとは何か
どんどん行きますね、今度はパーパスとニーズ。
最初にパーパス!
とりあえず引用です、
「働き方改革」という言葉がさまざまな場面で唱えられていますが、議論はいかに労働時間を削減するか、という方向に終始しがちです。しかし、改革すべき働き方の問題は、単なる労働時間だけではありません。なぜ働くのか、何のために働くのかを考え直さなくては、本質的な改革とは言えないでしょう。
その「なぜ」にこたえるものとして、「ミッション、ビジョンに基づいた企業理念」を掲げる企業も多いですが、これらの概念はすでに米国ではすでに「古い」とされています。そしてそれに代わる概念として問われているのが「パーパス(存在意義)」です。
本書では日本においていち早く「パーパス」の明確化と実現をサポートするコンサルティング事業を行ってきた著者が、その基本的な考え方から丁寧に説明を行います。さらに、慶応義塾大学で幸福学やイノベーション教育、システムデザインを研究する前野隆司氏との対談などを通じて、「パーパス」の根幹となる「幸せ」に関するコンセプト、ユニリーバ・ジャパンなど、社員の「幸せ」を重視した経営を行っている企業へのインタビュー、そして会社を変革していくCHO(Chief Happiness Officer)という存在について解説します。
本書を読めば、世界の先進企業で取り組まれている「パーパス・マネジメント」の詳細と、その実現のために必要な「幸せ」を大切にする経営のノウハウを学ぶことができ、真の働き方改革の実現のヒントが得られます。
『パーパス・マネジメント――社員の幸せを大切にする経営』って本の紹介文です。
もっと知りたいという方は本を読んでみてください!
ミッションとバリューがdoing(やり方・方法)だとしたらパーパスとニーズは(あり方)です。
もう少し具体的にするとミッションとバリューが「夢」を実現させるための判断基準でパーパスとニーズは「幸せ」を実現させるための判断基準です。
パーパスを自分なりに定義すれば「幸せになるためにはどのように存在し、行動をすればいいか」という感じですね。
最後はニーズ!
自分の中での定義は「幸せの構成要素」です。
ニーズのすべてが満たされている状態が自分にとって本当に幸せな時で、どれか一つでも欠けたら幸せではなくなってしまうものです。
これはいわゆる自己分析がかなりのレベルまでいくと自ずと自分の中で腑に落ちるようになると思います。
自分が幸せだった時間を思い浮かべて、なぜ自分は幸せだったのかを考え続けるのがニーズを見つける最も良い方法だと思っています。
7.まとめ
思ってたよりもだいぶ長くなってしまいました・・・
今回のブログで一番伝えたかったことは、
ビジョンを明確にすると教育の考え方や生き方が定まる!
ということでしょうか。
自分のビジョンとかミッションとかを見て少しでも考えてくれる方がいれば稲葉は幸せですー!
おわり。