与党も野党もヤジも罵倒もやめにしようよねぇ

なんだか、最近、物事について分析的に減ったなぁと思うので、政治のことについてでも書きましょうか。

特に意味もないけどね。

 

久々に政権が変わりましたね。

安倍総理の時代について言えば、もっとこうしたほうがいいなってところもあったけど、僕的にはおおむね評価は高めです。

 

まあ、一番の問題は公文書の改ざん、破棄、非公開ですよね。

その背景に内閣人事局制度があって、その功罪の罪の部分ですよね。

ツイッターを見ていると、「なんでこんなことが起こるのか、理由わかってるのかな」という人達が沢山います。検察庁法のあれについても然り。

 

安倍内閣時代の内政(特に政治、官僚組織の統治について)の特徴は、内閣中心の政治の確立だと思います。

それを悪く言ったら「アベの独裁」という感じですよね。

色々まとめて言えば、政治の色々なことを決定する権利が内閣というか、自民党にあるという感じです。

 

例えば、モリカケについてだったら、官僚にとってこれまで以上に『必賞必罰』の考えが染み付きましたね。

関わった人が自殺してるのに、命令したであろう人が出世してるのはそりゃおかしいよねと。

検察庁法については三権分立を破って政治が司法に介入することは良くないよね。

内閣の以降に沿った捜査・立件をしたり、判決をしたりするのはだめだよねと。

 

と言いつつ、それが民主的ではないか、と聞かれると、僕は最高に民主的な改革だったと思います。

選挙で選ばれたわけではない官僚や検察官が物事の決定権を持つのは、原理的に民主的ではないし。

選挙で選ばれた政治が中心になって三権を緩やかにまとめていく方のが議院内閣制の国の宿命ですからね。

 

 

とも言いつつ、これは安倍晋三がやりたかったことではないんですよね。

お友達(実際には知り合いだと思うけど)の土地を値引きするのとかもね。

安倍さんがやりたかったのは「美しい国」を作ることですからね。

全般的に野党が追求するような内政的なことは本来安倍さんの政治思想とは関係ないことなんですよ。

 

むしろ、人事権を使って人を動かす制度改革ってのは菅さんの得意分野じゃないですか。

感覚的に内政については安倍さんはほとんどノータッチだったんじゃないかと思います。

内閣が行う政治っていうのはあくまで自民党の意志の総体ですからね。

菅さんは現実的な制度改革がメインになっていくんじゃないでしょうか、

 

知識がない人が政治について語るな、とまでは言いませんが、やっぱり論理的な判断をするためには知識が必要ですよ。

全部知った上で単純化した構造を民衆に伝える人もどうかと思うけど、それを信じて疑わない人もどうかと思いますよね。

 

「前提知識がないと話し合い活動はうまくいかないよ」

こういう理屈なんだろうね。

 

おわり